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2008年12月26日 (金)

GNH

Dscn0667画像は、先日クリスマス礼拝の午後、近くにある老人ホームに教会学校の子供たちと一緒にキャロリングに出かけたときのものです。
老人ホームのロビーに子供たちのクリスマスソングが流れ心温まる時を持ちました。

そして今日、『昨年の1人あたりGDP、日本19位 G7で最下位 』という新聞記事が目に止まりました。連日、派遣社員の首切りのニュースが流れ、そして親が子をまた子が親を簡単に殺す世の中ですが、GNHという指標があります。GNH(Gross National Happiness=国民総幸福量)は豊かさと幸せの物差しです。そろそろ経済中心の考え方から、心の豊かさを重視する方向に舵を取らねばならないのではないでしょうか?
勝ち組負け組みを生み出した小泉政権の悪政が未だに継続されていますが、一旦リセットし『皆の幸せ』を考える時を持てないものでしょうか?ブータンのワンチュク国王は「GNHはGNPよりもより大切」と国を推進し、今、90%以上の国民が『幸せです』と答えているそうです。

~~~ちょっと古い記事ですが、以下に掲載しておきます~~~

ブータンの「GNH(国民総幸福度)」に学ぶ発展の哲学(07/09/12)・・枝廣淳子記

■GNHという開発哲学

 国の力や進歩を「生産」ではなく「幸福」で測ろうというこの「GNH」の考え方は、1976年の第5回非同盟諸国会議の折、ブータンのワンチュク国王(当時21歳)の「GNHはGNPよりもより大切である」との発言に端を発しているといわれています。物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさも同時に進歩させていくことが大事、との考えです。
 ワンチュク国王は、どのようにしてこのユニークな概念を打ち出されたのでしょうか? 1960年代~70年代初め、ブータンでは先進国の経験やモデルを研究しました。その結果、「経済発展は南北対立や貧困問題、環境破壊、文化の喪失につながり、必ずしも幸せにつながるとは限らない」という結論に達したそうです。そこで、GNP増大政策をとらずに、人々の幸せの増大を求めるGNHという考えを打ち出しました。「開発はあくまで、国民を中心としておこなわれるべき」――GNHとは、ブータンの開発哲学であり、開発の最終的な目標なのです。

 このGNHという概念のもと、ブータンでは、1)経済成長と開発、2)文化遺産の保護と伝統文化の継承・振興、3)豊かな自然環境の保全と持続可能な利用、4)よき統治――の4つを柱として開発を進めることになりました。
 もともとは、幸福という概念は主観的なものですし、国際的に一律の尺度で測れるようなものではないため、GNHはあくまでも概念的なものとして考えられていました。しかし、GNHという考え方が知られるようになり、「GNPのように、指標として数値化できないか」という声が高まったこともあって、1999 年にブータン研究センターが設立され、具体的な研究がスタートしています。

 現在、まずはあくまでもブータン国内で通用する指標をめざして、幸福という概念を9つの要素に分けて検討しているそうです。その9つの要素とは、

 ◎living standard(基本的な生活)
 ◎cultural diversity(文化の多様性)
 ◎emotional well being(感情の豊かさ)
 ◎health(健康)
 ◎education(教育)
 ◎time use(時間の使い方)
 ◎eco-system(自然環境)
 ◎community vitality(コミュニティの活力)
 ◎good governance(良い統治)

だそうです(順不同)。

 人々の情緒がどのくらい豊かか、人々がどのように時間を使っているか、地域社会はどのくらいイキイキしているか――こういったことは、GDPにはほとんど影響を与えないでしょう(いえ、逆に、GDPの世界で、お金を稼ぐ仕事以外に、地域社会のために自分の時間を使ったりボランティアで環境を守る活動をしたりすることは、その本人は満足であってもGDPの足を引っぱる「不経済」な行動だと見なされてしまうでしょう!)。

 ■途上国でも森林保護を優先

 でも、「本当の意味での国の進歩を測るのはどちらなのだろう?」と思いませんか? 自分の子どもや孫が大きくなるころ、あなたは「日本のGDPが増えていてよかった」と思うでしょうか、それとも「日本のGNHが増えていてよかった」と思うでしょうか?
 ブータンは、国民1人当たりのGDPは低い発展途上国です。でも、GNHという指標を掲げて自然保護を優先的課題として取り組んできた結果、ブータンの国土の26%は自然保存地区で、72%は森林地区になっています。そして同時に、経済的には豊かでなくても、ホームレスや物ごいのいない社会を実現しているそうです。ブータンでは「あなたは幸せですか?」という質問に対して、国民の90%を超える人が「幸せ」と答えたそうです(日本だったら、何%の人が「幸せ」と答えるでしょう?)。
 「お金や物質的な成長を追い求めることは、本当に幸福のために役立つのか? 逆に、損なっていることはないか?」――ブータンのGNHの考え方は、私たちに「本当の目的」の
問い直しを投げかけています。

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